秋が深まり、あたりからだんだん緑が少なくなり、ふうけいが全体に茶色っぽくなってきたね。夏には１本の太いくきのまわりにラッパのような白い花をいくつもつけていたオオウバユリ。花がさくころにはおばあさんの歯がぬけるようにポロンと葉ををおとすことから、この名前がついたそうな。

　８月の終わりにはすっかり花をおとし、９月のには緑色のピーマンのようだった実も、茶色くなりはじめているころ。

　茶色くなって先のわれたオオウバユリの実を見つけたら、根もとから切って、ふりまわしたり、たたいたりしてみよう。ふしぎふしぎ、なかからまほうの種が次から次とふってくる・・・。

　１つの実にどれだけ入ってるのかと思うくらい、いつまでもいつまでも、なくならないででてくる。１度楽しんだら、２度目は中に種がなんまい入ってるのか、数えてみるのもいいね。